上野恩賜公園内にある東京国立博物館表慶館について紹介します。
明治を代表する洋風建築です。
この記事の概要
東京国立博物館表慶館の見どころと感想
東京国立博物館表慶館はどんなところ?
東京国立博物館表慶館は、明治時代を代表する洋風建築の一つで、1909年(明治42年)に開館しました。後の大正天皇となる皇太子のご成婚を祝して建設されたこの建物は、当時の日本における西洋建築技術の粋を集めて設計されました。設計を担当したのは、赤坂離宮や京都国立博物館を手掛けたことでも知られる宮廷建築家の片山東熊です。
ネオ・バロック様式を基調とし、中央に大ドーム、両翼に小ドームを配した左右対称の外観が特徴です。石張り仕上げのレンガ造による堅牢な構造は、関東大震災においても無傷であり、その耐震性が証明されました。内部にはモザイクタイルが施された床や、ステンドグラスで彩られた吹き抜けのエントランスホールが広がり、当時の建築技術の高さと美意識を体現しています。
1978年に国の重要文化財に指定され、近年も修復を経て創建当時の姿を保ち続けています。現在では、常設展示は行われていないものの、特別展の際に使用され、その建築美を直接楽しめる機会が提供されています。
東京国立博物館表慶館へのアクセス(行き方)
JR上野駅公園口または鶯谷駅南口より徒歩約10分。
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より徒歩約15分。
京成上野駅正面口より徒歩約15分。
見どころ・感想
こちらが東京国立博物館表慶館の外観になります。宮殿のような美しい佇まいです。
正面入口脇には狛犬のように阿吽を表現したライオン像が設置されています。
東京国立博物館表慶館の基本情報
東京国立博物館表慶館の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 |
電話 | 05055418600 |
観覧料 | ※展示・イベントにより異なる |
開館時間 | ※展示・イベントにより異なる |
休館日 | 月曜日、年末年始 |
公式HP | https://www.tnm.jp/ |
おわりに
以上、東京国立博物館表慶館についての紹介でした。
上野へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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