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映画『愛しのアイリーン』は名作と名高いフィリピーナもの漫画の実写化

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今回は、『愛しのアイリーン』(2018年)という映画について紹介します。

新井英樹の名作と名高いフィリピーナもの漫画を実写化したものですが、原作の雰囲気を損ねずに描いた衝撃的な作品でした。

内容や感想、見どころなどを紹介します。

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作品情報

タイトル 愛しのアイリーン
公開 2018年
監督 吉田恵輔
原作 新井英樹『愛しのアイリーン』
作品紹介 新井英樹のフィリピーナものの名作漫画を吉田恵輔監督が実写映画化。あくの強いキャラクターを安田顕らの実力派の役者たちが演じています。

動画配信情報

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登場人物(キャスト)

宍戸岩男(安田顕) 両親と同居する42歳の独身男。一世一代の恋に破れフィリピンへ嫁探しツアーに参加することを決意する。
アイリーン・ゴンザレス(ナッツ・シトイ) 18歳のフィリピーナ。貧しい漁村の出身で家族を養うために岩男と結婚することを決め日本へとやって来る。
宍戸ツル(木野花) 岩男の母親。岩男のことを溺愛している。気が強く喧嘩っ早い。
宍戸源造(品川徹) 岩男の父親。痴呆が進んでおりまともに会話ができない。
吉岡愛子(河井青葉) 岩男が働くパチンコ店の同僚のシングルマザー。岩男に気のあるような行動をとるが…。
正宗(福士誠治) ツルも信頼する若い坊主。英語が話せアイリーンの相談に乗る。
竜野(田中要次) 国際結婚の斡旋業者社長。フィリピンで岩男のアテンドをする。
塩崎裕次郎(伊勢谷友介) 日本人とフィリピン人のハーフのヤクザ。売春の斡旋をしておりアイリーンに目を付ける。
マリーン(ディオンヌ・モンサント) フィリピンパブのホステス。アイリーンの良き相談役。
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ストーリー(あらすじ)

主人公の宍戸岩男は42歳にもなって両親と同居するダメ男。

これまで女性とまともに話したことのない岩男であったが同じ職場の同僚女性に密かに好意を寄せていた。しかし上司との会話で思いも寄らぬ話を聞かされあっさりと玉砕。

これを機に岩男はコツコツと貯めたなけなしの300万円をはたきお見合いツアーに参加する。行き先はフィリピン。

現地で30人ものフィリピン人女性と面談するも面倒くさくなり適当に選んだのがアイリーンだった。アイリーンは貧しい漁村出身の18歳のフィリピーナ。家族を仕送りで養うため結婚を望む。

出会いからあっという間に結婚を決めてしまった二人が岩男の両親への報告のため家に行くと葬儀の真っ最中だった。岩男が家を空けている間に父親が亡くなっていたのだ。そして、岩男が連れて来たアイリーンの姿を目にした母親のツルは…。

閉鎖的な東北の寒村を舞台に、岩男、アイリーン、ツルの3者にヤクザも加わり騒動を起こしていく。

感想や見どころ

ここからは少しネタバレになります。

原作は新井英樹の同名漫画

この映画『愛しのアイリーン』は新井英樹の同名漫画を実写化したものになります。

この漫画は、1995年から96年にビッグコミックスピリッツで連載されていました。

漫画の中には、少子高齢化、田舎の嫁不足、国際結婚、人身売買などの様々な問題が詰め込まれていますが、それはこの当時の時代背景を反映してのものと言えます。(今も大きく変わるわけではないかもしれませんが)。

蓋をして隠しておきたくなるような差別や偏見に満ちた現実を容赦なく突き付け、金、性、暴力といった剥き出しの欲望のぶつかり合いを通して、愛とは何か、幸せとは何かを問いかけてくるもの凄い熱量を持った濃密な作品です。

この漫画に大きな影響を受けたという吉田恵輔監督が実写映画化しました。

漫画の世界観を忠実に表現

さて、実際に映画を観た感想ですが、漫画の世界観を忠実に表現できていると感じました。

原作漫画も読んだことがあるので、映画化されるというニュースを見た時には映像化なんてできるのかと思いましたが、違和感を感じるようなところはほとんどなかったです。

登場人物を見事に演じるキャスト陣

それを可能にしているのはあくの強いキャラクターたちを演じ切った役者さんたちによるところが大きいですね。

主人公の岩男を演じたのは安田顕さん。熊のような大男の原作と見た目は異なりますが不器用な雰囲気を見事に表現しています。また岩男の母ツルを演じた木野花さんも然りです。原作では化け物のような風貌ですがその性格や特徴は忠実に再現しています。とりわけこの二人の狂気じみた演技は圧巻でした。

そしてまた原作そのまんまの雰囲気のアイリーン役のフィリピン人女優ナッツ・シトイも目を見張るものがありました。この人の場合は演技力もさることながら本人の素の部分から出ているような陽気さや無邪気さが本当に原作のアイリーンそっくりです。この女優さんなしにこの映画は成り立たないというぐらいの存在感でしたね。

そのほかにも、岩男が働くパチンコ店の同僚・吉岡愛子(河井青葉)、日比ハーフのヤクザ・塩崎裕次郎(伊勢谷友介)、岩男の縁談相手・真嶋琴美(桜まゆみ)なども、キャラクターの雰囲気・演技も含め、原作を忠実に再現したキャスト陣だと感じました。

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映画の中の見どころ

映画の内容の方も多少、場面、設定などが絞り込まれているところはありますが上手く構成されています。

映画の中で印象的だったシーンは、まず、日本的価値観に縛られた岩男の母ツルと外国人嫁アイリーンの壮絶なバトルです。木野花、ナッツ・シトイの両女優の演技力も相まって見応え十分です。

また、とある事件が起きてから岩男が焦燥感や性衝動に突き動かされ一気に熱量を帯びていくところは原作の感じそのものでした。物語の前半は比較的静かに進んで行きますが後半からどんどんぐちゃぐちゃになっていきます。

ラストシーンでは、英語が出来る坊主から姥捨て山の話を聞いていたアイリーンがツルを背負い雪山の中に入っていく場面があります。このシーンは映像としての迫力もあり映画の方がより印象深いものとなっていました。

このラストシーンは漫画版とは少し異なっていて、原作には映画では描かれていないその後の話も少しあるので興味のある人は読んでみるといいと思います。

日本人とフィリピーナの関係を描いた作品として見ると

この作品では、日本人男性とフィリピン人女性の結婚についてのマイナスイメージ、典型的な偏見を全部出ししているようなところもあるので見る人によっては不快かもしれません。

以前紹介したことのある『フィリッピーナを愛した男たち』というドラマでは、日本人男性とフィリピーナの関係性に焦点を当てながら両者の愛を描き、最終的には互いの親たちを含めて偏見を乗り越え人生を共に歩んでいくというハッピーエンドで終わりました。

一方で、『愛しのアイリーン』は日本社会の歪みを体現したような偏見まみれの母親を前にして結婚生活は破綻するという対照的な結末を迎えますが、金で結ばれた結婚、歪んだかたちではあるものの、二人は互いに愛を求め、確かに愛が生まれました。

その意味では、どちらも愛を描いた作品として見ることができます。『フィリッピーナを愛した男たち』が純愛なら、『愛しのアイリーン』は狂気の愛といったところでしょうか。

『愛しのアイリーン』は表面的な関係の先にある本質を描き、愛とは何かについて強く問うてくる作品です。

おわりに

この映画の評価

以上、今回は、『愛しのアイリーン』という映画についての紹介でした。

原作漫画同様なかななか衝撃的な作品でした。

内容を少し見ただけで拒絶反応を起こす人もいるかもしれませんし、見終わった後「感動した!」という風にはならないと思いますが、何かを突き付けられる映画であることは間違いないと思います。

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