川越レトロ建築巡りのモデルコースと見どころ紹介※15箇所を半日で一気に回る！

川越レトロ建築巡りのモデルコースと見どころを紹介します。

実際に私が観光したときのルートや所要時間などと合わせて紹介しているので、参考にしていただければ幸いです。

川越レトロ建築巡りが面白い

川越観光の中心である旧市街地一帯には、蔵造りの建物に加えて、大正から昭和初期に建てられた洋風建築が数多く残っています。

これらのエリアは、これまで数多くの映画やドラマなどのロケ地として使われてきたことでも知られています。

こうしたエリアに残るレトロ建築を見て回ることも川越の楽しみ方のひとつと言えるでしょう。

川越レトロ建築巡りのモデルコースと見どころ

川越レトロ建築巡りモデルコースと見どころについて、主に以下の三つのエリアに分けて紹介します。

上記エリアのある旧市街地一帯は、川越観光の起点となる川越駅または本川越駅からは徒歩で約15～20分程度と少し距離があります。なので、駅からの往復のうち行きか帰りのどちらかでバスを使うのが個人的にはおすすめです。もちろん元気な方は行き帰り歩いてもいいですし、体力的に厳しい方はどちらもバスを使うのもありです。

おすすめの回り方は、まずは、川越駅もしくは本川越駅からバスで市役所前まで行き、そこから市役所前周辺、一番街周辺、大正浪漫夢通り周辺という順番で徒歩で見どころを巡りながら、出発地点の駅まで戻っていくというものです。

逆の順番にして、行きは駅から徒歩で大正浪漫夢通り周辺、一番街周辺、市役所前周辺と回り、帰りはバスで駅まで戻るという順番でもよいでしょう。

それでは、以下それぞれのエリアにおける見どころとなる建築について簡単に紹介していきます。

市役所前周辺

川越駅もしくは本川越駅から小江戸巡回バス・東武バスウエスト市役所前下車すぐの場所に手打ちそば百丈があります。そこから徒歩1分程度の場所にモダン亭太陽軒があります。

手打ちそば百丈（旧湯宮釣具店）

住所	〒350-0062 埼玉県川越市元町1-1-15
地図	https://maps.app.goo.gl/cFEPeL4o9yV9SptY9
竣工	1930年

手打ちそば百丈の店舗となる建物は、1930年建設の木造3階建てです。銅板張りの洋風デザインが特徴的で、看板建築の代表作と言われています。

国の登録有形文化財に指定されています。

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モダン亭太陽軒

住所	〒350-0062 埼玉県川越市元町1-1-23
地図	https://maps.app.goo.gl/C932bWLHeDkUyGug7
竣工	1929年

モダン亭太陽軒は1922年創業のレストランで、ピンク色の漆喰外壁とステンドグラスが特徴的な建物は1929年の竣工当時の状態を保っています。

国の登録有形文化財に指定されています。

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一番街周辺

モダン亭太陽軒から、時の鐘のあるかねつき通りに出て、一番街商店街を南下していくと、旧埼玉りそな銀行川越支店、法善寺聞信会館（旧きんかめ）、一番街洋風長屋、旧山吉ビル（現保刈歯科医院）、アートカフェエレバートが1本の通りにあります。アートカフェエレバートを過ぎた最初の交差点を左折し、左手にある道を入ったところに中成堂歯科医院、旧山崎家別邸があり、直進した正面に川越キリスト教会があります。

旧埼玉りそな銀行川越支店

住所	〒350-0063 埼玉県川越市幸町4-1
地図	https://maps.app.goo.gl/mq3CMVMBrwZ992VR9
竣工	1918年

旧埼玉りそな銀行川越支店は、1918年に旧第八十五銀行本店として建てられました。塔屋のあるルネッサンス様式の外観が特徴的な3階建てです。

2020年6月で店舗としての使用は終了しましたが、建物自体は保全されています。

国の登録有形文化財に指定されています。

法善寺聞信会館（旧きんかめ）

住所	〒350-0063 埼玉県川越市幸町2-15
地図	https://maps.app.goo.gl/fmBzBV8anQuGTG1v9
竣工	1927年

法善寺聞信会館は、法善寺の入口脇にある木造二階建ての建物です。1927年に時計・宝飾店のきんかめ（近亀）として建てられました。

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一番街洋風長屋

住所	〒350-0063 川越市幸町1-12
地図	https://maps.app.goo.gl/giGtJ4AbVW1iPjY76
竣工	1930年

一番街洋風長屋は、一番街の小路に並ぶモルタル造りの洋風の長屋です。

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旧山吉ビル（現保刈歯科医院）

住所	〒350-0065 川越市仲町6-6
地図	https://maps.app.goo.gl/3Wbyxf6SSz1gD2ft9
竣工	1936年

旧山吉ビルは、1936年に建設された鉄筋コンクリート造りの3階建てで、当時は山吉デパートとして使用されていました。

現在は保刈歯科医院となっています。

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アートカフェエレバート

住所	〒350-0065 埼玉県川越市仲町6-4
地図	https://maps.app.goo.gl/9jLD9khvDAzKVzfX7
竣工	1915年

アートカフェエレバートは、1915年に建てられた川越最古の洋風建築の建物を使用したカフェです。

市の登録有形文化財に指定されています。

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中成堂歯科医院

住所	〒350-0063 埼玉県川越市幸町13-5
地図	https://maps.app.goo.gl/NUpjosLUaS5PBySa6
竣工	1913年

中成堂歯科医院は、1914年開業の歯科医院で、医院兼住居として建てられた洋風建築はイギリス下見版張りのカラフルな外壁が特徴です。

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旧山崎家別邸

住所	〒350-0056 埼玉県川越市松江町2-7-8
地図	https://maps.app.goo.gl/9QWwUccXoXLwQMPT8
竣工	1925年

旧山崎家別邸は、川越の名士として知られた山崎嘉七の隠居所として建てられた和洋折衷の邸宅です。

母屋部分は国の登録有形文化財に指定されています。

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川越キリスト教会

住所	〒350-0056 埼玉県川越市松江町2-4-13
地図	https://maps.app.goo.gl/xRrtofbNCeVRbKjm6
竣工	1921年

川越キリスト教会は、1921年竣工の市内最古のレンガ造りの教会堂です。

国の登録有形文化財に指定されています。

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大正浪漫夢通り周辺

川越キリスト教会からもと来た道を戻り、大正浪漫夢通りに入ると、北側の入口の一角に川越商工会議所（旧武州銀行川越支店）があり、南下していくと、伊勢亀本店、旧味の店いせや（閉店）、シマノコーヒー大正館、そして南側の入口の一角に大野屋洋品店があります。

見学を終えた後は、その道を真っすぐ南下していくと、本川越駅、川越駅方面に出ます。

川越商工会議所（旧武州銀行川越支店）

住所	〒350-8510 埼玉県川越市仲町1-12
地図	https://maps.app.goo.gl/s53BFSceke5Xky86A
竣工	1927年

川越商工会議所が使用している建物は、1927年に武州銀行川越支店として建てられたもので、ギリシア神殿を彷彿とさせる重厚な外観が特徴です。

国の登録有形文化財に指定されています。

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伊勢亀本店

住所	〒350-0065 埼玉県川越市仲町3-23
地図	https://maps.app.goo.gl/rhma5EfsDCb86fgz8
竣工	大正～昭和初期

伊勢亀本店は、大正浪漫夢通りにある用品・洋服店で、大正～昭和初期に建てられた建物が現在も使用されています。

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旧味の店いせや（閉店）

住所	〒350-0066 埼玉県川越市連雀町13-6
地図	https://maps.app.goo.gl/5SV3cWzwFUZDtsgg9
竣工	1935年

味の店いせやは、1935年創業の和菓子店で、屋上の半円状のドームが特徴的な看板建築です。

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シマノコーヒー大正館

住所	〒350-0066 埼玉県川越市連雀町13-7
地図	https://maps.app.goo.gl/zRrjTRxA9d9cWh6a9
竣工	1933年

シマノコーヒー大正館は、大正浪漫夢通りにある喫茶店で、1933年に建てられた建物を使用しレトロな雰囲気を味わえます。

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大野屋洋品店

住所	〒350-0066 埼玉県川越市連雀町13-10
地図	https://maps.app.goo.gl/H2MN7JBWvnEq46CZ9
竣工	1930年

大野屋洋品店は、大正浪漫夢通りにある用品・洋服店で、1930年竣工の洋風建築を使用しています。

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おわりに

以上、川越レトロ建築巡りのモデルコースと見どころについての紹介でした。

今回紹介した15箇所の施設の中には、カフェやレストランもあるので、それらの場所でのんびり食事や休憩をしながら半日程度かけて回るのがおすすめです。