靖国神社にある遊就館について紹介します。
この記事の概要
遊就館の見どころと感想
遊就館はどんなところ?
靖国神社内に併設された遊就館は、1882年(明治15年)に開館した日本における最初で最古の軍事博物館で、幕末から大東亜戦争までの戦没者や軍事関係の遺品・資料などが収蔵、展示されています。
館名の「遊就」は、高潔な人物に交わり学ぶという意味で、中国の古典『荀子』勧学篇「君子は居るに必ず郷を擇び、遊ぶに必ず士に就く」から「遊」「就」を撰んだものです。
遊就館へのアクセス(行き方)
JR飯田橋駅(西口)、市ヶ谷駅より徒歩約10分程度。
東西線・半蔵門線・都営新宿線九段下駅(出口1)より徒歩約5分程度。
有楽町線・南北線・都営新宿線・市ヶ谷駅(A4出口)より徒歩約10分程度。
東西線・有楽町線・南北線飯田橋駅(A2出口、A5出口)より徒歩約10程度。
見どころ・感想
展示内容について
遊就館の展示は、ペリー来航以降の国内の内乱、日清戦争から大東亜戦争に至る対外戦争について、一般的な学校の授業で習う内容とは異なる視点から、日本がいかにして戦争の道を歩むことになり、どのように戦い、そして敗れたのかを解説しています。当時の国内の状況や外的な要因についても触れながら、歴史の複雑な経緯を明らかにしています。
遊就館の展示内容は、大東亜戦争についての視点が自存自衛とアジア解放のための戦争であったという歴史観に基づいています。この視点については、論争の余地があると言えるでしょう。あくまで、一つの視点として提示されており、訪れる人々にその解釈を自身で勉強し、議論を深める機会を提供している場と考えれば、遊就館を見学することは、歴史に対する新たな理解を深める良いきっかけになると思います。
大型兵器の展示
遊就館玄関ホールには大型兵器が展示されており、ここはチケット不要で見学できます。
零式艦上戦闘機五二型(ゼロ戦)。
C56型31号機関車。
89式15糎加農砲(下写真右)、96式15糎榴弾砲(下写真左)。
大展示室にも大型兵器が展示されています。こちらはチケットが必要な場所です。
艦上爆撃機「彗星」(写真下)とロケット特攻機「桜花」(写真上)。
人間魚雷「回天」。
回天四型。
これらの大型兵器で実際に戦っていたのだということを考えると、歴史の重みや恐ろしさなど複雑な感情を想起させられます。
回天を扱った漫画
遊就館の基本情報
遊就館の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒102-0073 東京都千代田区九段北3丁目1-1 |
開館時間 | 9:00~16:30(※入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 年中無休 |
入場料 | 大人 1,000円 大学生 500円 中学・高校生 300円 小学生 無料 |
おわりに
以上、遊就館についての紹介でした。
靖国神社へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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