東京都千代田区にあるマーチエキュート神田万世橋について紹介します。
この記事の概要
マーチエキュート神田万世橋の見どころと感想
マーチエキュート神田万世橋はどんなところ?
マーチエキュート神田万世橋は、旧万世橋駅および万世橋高架橋の遺構をリノベーションした商業施設で、カフェなどの飲食店や雑貨などのショップが軒を連ねています。
旧万世橋駅は、かつて神田駅と御茶ノ水駅との間にあった駅で、開通当初は中央線のターミナル駅としての役割を担っていました。1912年に完成した初代駅舎は、東京駅と同様に辰野金吾の設計による赤レンガ造りの豪華な駅舎で、当時の駅周辺は銀座と並ぶほどの賑わいがあったと言います。
しかし、1914年に東京駅が開業したことにより、ターミナル駅としての役割を終えたことに加え、1923年の関東大震災によって駅舎が焼失したこともあり、利用者は徐々に減っていきました。そして太平洋戦争が激化する1943年に万世橋駅は休止となりました。
マーチエキュート神田万世橋へのアクセス(行き方)
JR・つくばエクスプレス・東京メトロ日比谷線秋葉原より徒歩約4~6分。
JR・東京メトロ銀座線神田駅より徒歩約2~6分。
見どころ・感想
1912階段
1912階段は、1912年の駅開業時に作られた階段です。
花崗岩や稲田石を削り出して作られた重厚な階段と、覆輪目地(ふくりんめじ)と呼ばれる施工がされた壁面のタイルが特徴です。
1935階段
1935階段は、1935年に鉄道博物館が万世橋駅に建設されることにあわせて作られた階段です。
階段の壁には、駅閉鎖後もそのまま残っていた、戦時中の「重点輸送強化運動」と書かれたポスターの剝がし残し(レプリカ)が展示されています。
「旅行は休日を避けること」というコロナ禍に通ずるような言葉が見てとれます。
2013プラットフォーム
旧万世橋駅のホームが、2013プラットフォームとしてデッキやカフェとして整備されています。
当時の物を再現した駅名標も設置されています。
JAPAN ART BRIDGE
2023年5月には、アートギャラリーのJAPAN ART BRIDGEがオープンし、定期的に展示やイベントが開催されています。
施設内を貫く連続するアーチも当時の遺構を再生したものです。
マーチエキュート神田万世橋の基本情報
マーチエキュート神田万世橋の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1丁目25番地4 |
営業時間 | 店舗により異なる |
休み | 不定休 |
公式HP | https://www.ecute.jp/maach |
おわりに
以上、マーチエキュート神田万世橋についての紹介でした。
神田・秋葉原周辺へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。