愛知県名古屋市にある熱田神宮について紹介します。
三種の神器・草薙剣を祀る名古屋屈指のパワースポットです。
この記事の概要
熱田神宮の見どころと感想

熱田神宮はどんなところ?
熱田神宮は、愛知県名古屋市に鎮座する歴史ある神社で、約1900年前に創建されたと伝えられています。その起源は、第12代景行天皇の時代、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征の折に持っていた草薙神剣(くさなぎのつるぎ)を、妃の宮簀媛命(みやすひめのみこと)がこの地に祀ったことに始まるとされています。この剣は、日本の三種の神器の一つとして特に神聖視されており、現在もご神体として祀られています。
ご祭神は熱田大神(あつたのおおかみ)で、草薙神剣を御神体とする天照大神(あまてらすおおかみ)のことを指します。また、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、日本武尊、宮簀媛命、建稲種命(たけいなだねのみこと)も祀られています。
熱田神宮は、厄除けや開運、商売繁盛、健康長寿、家内安全など、あらゆる願いを叶える所願成就のご利益があるとされています。また、縁結びや安産祈願、必勝祈願にもご神徳があるとされ、多くの参拝者が訪れる名古屋屈指のパワースポットです。
熱田神宮へのアクセス(行き方)
名鉄名古屋本線神宮前駅西出口より徒歩約3分。
地下鉄名城線熱田神宮伝馬町駅1番出口より徒歩約7分。
地下鉄名城線熱田神宮西駅2番出口より徒歩約7分。
JR線東海道本線熱田駅より徒歩約8分。
見どころ・感想
本宮

熱田神宮の中心となる社殿で、三種の神器の一つ草薙神剣をご神体として祀る神聖な場所です。
社殿は伊勢神宮と同じ神明造の様式で建てられています。
一之御前神社

本宮裏のこころの小径と呼ばれる参道の奥に鎮座する摂社です。天照大神の荒魂(あらみたま)を祀り、強い浄化の力を持つとされます。
一般参拝が許可されたのは2012年で、写真撮影や飲食は禁止されています。
上知我麻神社

境内にある学業成就の神社で、知恵の神・乎止與命(おとよのみこと)を祀ります。
知恵の文殊様とも称され、受験や試験を控えた学生が合格祈願に訪れる名所です。隣には商売繁盛の大国主社も鎮座しています。
別宮八剣宮

熱田神宮の別宮で、日本武尊の戦勝祈願にゆかりがあり、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康も崇敬したと伝えられます。
必勝祈願や成功運のご利益があるとされ、試験や勝負事を控えた人々が多く参拝します。
南新宮社

素戔嗚尊を祀り、疫病退散や無病息災のご利益があるとされる神社です。かつて疫病の流行を鎮めるために建立されたと伝わり、健康を願う参拝者が多く訪れます。
朱塗りの社殿は境内でもひときわ目を引きます。
清水社

水の神・罔象女神(みずはのめのかみ)を祀り、美容や健康にご利益があるとされる神社です。
境内の湧き水が目の病や美肌に効果があると伝えられ、訪れる人々は願いを込めて水をかける風習があります。
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大楠

弘法大師(空海)が植えたと伝えられる、樹齢千年以上の御神木です。境内最大の楠で、金運や長寿のご利益があるとされます。
内部は空洞になっており、そこに棲む白蛇を見ると幸運が訪れるといわれています。
信長塀

織田信長が桶狭間の戦いでの勝利を感謝し、熱田神宮に奉納した土塀です。
京都・三十三間堂の太閤塀、兵庫・西宮神社の大練塀と並ぶ日本三大土塀の一つで、400年以上経ても崩れない縁起の良い建造物です。
剣の宝庫 草薙館

熱田神宮の宝物館で、特に刀剣の展示が充実していることから剣の宝庫と称されます。
国宝や重要文化財を含む約6,000点が所蔵され、熱田神宮と刀剣文化の深い関わりを知ることができる貴重な場所です。
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熱田神宮の基本情報
熱田神宮の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒456-8585 愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1 |
営業時間 | 24時間 |
HP | https://www.atsutajingu.or.jp/ |
おわりに
以上、熱田神宮についての紹介でした。
名古屋へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。