横浜にある旧横浜地方裁判所について紹介します。
1930年竣工の歴史的建造物をレプリカ再建した建物です。
この記事の概要
旧横浜地方裁判所の見どころと感想

旧横浜地方裁判所はどんなところ?
旧横浜地方裁判所は、現在の横浜地方・簡易裁判所としてその歴史を受け継ぐ建物で、横浜市認定歴史的建造物にも認定されています。1930年(昭和5年)に建設された旧庁舎は、鉄筋コンクリート造3階建て(一部4階)で、隣接する神奈川県庁舎と共通するスクラッチタイル張りの外壁やアール・デコ調の装飾が施された重厚な外観が特徴でした。
しかし、老朽化や業務拡大に伴い、旧庁舎はすべて解体され、2001年に現在の横浜地方・簡易裁判所として新たに建て替えられました。新庁舎は地上13階の高層建築ですが、日本大通り側には、一部部材を再利用しながら旧庁舎の外観が復元されています。また、歴史的価値のある旧法廷は桐蔭横浜大学に移築・保存するなどして、過去の遺産を継承しながら、現代の司法機関としての役割を果たしています。
旧横浜地方裁判所へのアクセス(行き方)
みなとみらい線日本大通り駅2出口より徒歩約1分。
JR京浜東北線・根岸線・横浜市営地下鉄関内駅より徒歩約10分。
見どころ・感想
日本大通りに面する旧庁舎はスクラッチタイル貼りで左右対称の庁舎建築らしい外観が特徴的です。

車寄せのある正面玄関は花崗岩の石貼りで重厚な雰囲気を持ちながらも、玄関の開口部には半円アーチを採用するなど、柔らかさを感じさせる意匠が取り入れられています。

旧横浜地方裁判所の基本情報
旧横浜地方裁判所の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通9 |
おわりに
以上、旧横浜地方裁判所についての紹介でした。
横浜へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。