今回は、ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット空港から市内までタクシーで移動する方法について紹介します。
メータータクシー、定額制タクシー、Grabタクシー、ネットで送迎サービスの予約という4つの手配方法について、料金相場やメリット、デメリットに触れながら比較しています。
ホーチミンを訪れる予定のある方は参考にしてみてください。
この記事の概要
ホーチミン空港から市内へタクシーで移動する方法
ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット空港から市内中心部までは、約8km、車で約20~30分程の距離になります。空港から市内までの主要な移動手段であるタクシーは、以下、4つの方法で手配することができます。
- 現地でメータータクシーを利用する
- 現地で定額制タクシーを利用する
- 現地でGrabタクシーを利用する
- 事前にネットで送迎サービスを予約する
それぞれ簡単に見ていきましょう。
現地でメータータクシーを利用する
最も一般的なのがメータータクシーでしょう。
料金相場は150,000~200,000ドン(900~1,200円)と比較的安いです。
しかし、後述するようにベトナムにおけるタクシー事情を考えるとメータータクシーの利用はおすすめできません。
現地で定額制タクシーを利用する
定額制タクシーというのは、目的地に応じてあらかじめ決められた料金を事前に支払う前払い制のタクシーのことです。
料金相場は200,000~250,000ドン(1,200~1,500円)程度です。
メータータクシーに比べると割高になりますがボッタクリの心配はありません。
現地でGrabタクシーを利用する
配車アプリのGrabを利用してタクシーを呼ぶことも出来ます。
料金相場は150,000~200,000ドン(900~1,200円)程度とメータータクシーと同じくらいです。
慣れた人であれば安く安全に移動することができます。
事前にネットで送迎サービスを予約する
事前にネットで空港から市内へのタクシーの送迎サービスを予約することも出来ます。
料金相場は300,000ドン(1,800円)程度~となります。
多少割高ですが現地に到着してから新たにタクシーの手配をする必要がないため安心です。
最もおすすめなのはどれ?
それでは、上で紹介した4つのタクシー手配方法のうちどれが最もおすすめなのか見ていきましょう。
メータータクシーは論外
まず、メータータクシーは論外です(笑)。他の国なら、メータータクシーで全く問題ない場合も多いですが、ベトナムでは避けたほうが無難です。
ベトナムでは、そもそもメーターを使ってくれなかったり、後から法外な料金を請求してくるボッタクリタクシーの被害が後を絶ちません。
現地の日本大使館が「ぼったくりタクシー防止カード」というものを発行しているくらいですからね。
ベトナム人と一緒に移動したり、ベトナム語ができるという人の場合はメータータクシーを利用してもいいかもしれません。
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定額制、Grabの不安要素
続いて、定額制タクシーとGrabタクシーについて見ていきましょう。
定額制タクシーの場合、事前に決められた料金を支払うためボッタクリの心配はないでしょう。しかし、定額制を謳ってはいるものの、タクシーを手配する会社によっては多少吹っ掛けてくる可能性も否めないため交渉の余地が生じるのが少し面倒なところです。
Grabタクシーの場合は、こちらもあらかじめ料金は決まっておりボッタクリの心配はありませんが、現地で無事にドライバーと落ち合うことができるか、そもそもGrabを利用するためのネット環境は確保できるか(SIMはちゃんと繋がるのか)、などのGrab特有の不確定要素があります。
どちらの場合もこれらが決定的なデメリットではないと感じる人は、定額制タクシーやGrabタクシーを利用すればよいでしょう。
結論
以上のことを踏まえると、とりわけベトナム初心者の人の場合は、到着後一発目の空港から市内への移動だけは、事前にネットで送迎サービスを予約しておいた方が楽で安心というのが私の考えです。
ネットで予約した場合の料金相場は、最安で1,800円程度~で、現地で定額制タクシーやGrabタクシーを利用した場合と比較して数百円程度高くなる計算になります。
この数百円を節約したいという人は、現地で定額制かGrabのどちらかを利用すればいいと思います(笑)。
ネットでの予約方法と現地到着後の流れ
ホーチミン空港と市内間のタクシーの送迎サービスの予約ができる会社の一覧です。
会社名 | 公式サイト |
HIS(日本語ガイド付き) | https://activities.his-j.com/ |
JTB(日本語ガイド付き) | https://www.jtb.co.jp/ |
ベルトラ | https://www.veltra.com/jp/ |
Klook | https://www.klook.com/ |
KKday 安い | https://www.kkday.com/ |
私が確認した日では、KKdayが一番安かったのでここで予約することにしました。KKdayは現地オプショナルツアーを販売する会社で最近は多くの人が利用している印象です。
KKday- 台湾発の現地オプショナルツアー予約サイト。
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- レビュー・口コミが見れる。
KKdayでの予約方法
まずは、KKdayの予約ページに移動し、利用日を選択します。
プラン選択で、【空港送迎】タンソンニャット空港 - ホーチミン市の方を選択します。
位置では、送迎先のホテルがある地区を選択します。時間では、ホーチミンの空港到着時の時間を選択します。
サービスを選択しKKdayにログインします。
予約者情報を入力します。
利用者情報を入力します。
ホーチミン着のフライト便名、到着日、到着時刻を入力します。
送迎情報の下車地点には、英語で送迎先のホテル名とホテルの住所を入力します。
旅行期間中の連絡先の電話番号やアプリはなしでも特に問題はありません。
備考欄は何もない場合は空欄で問題ありません。
支払い方法を選択、利用規約に同意の上、決済ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されれば申し込みは完了となります。
入力したメールアドレス宛にバウチャーも送付されているので確認しておきましょう。
あとは、利用日当日を待ちましょう。
現地到着後の流れ
利用日当日の早朝にKKdayよりメールで以下のようなメッセージが送られてきました。
メッセージには、利用日、フライトナンバー、送迎先のホテル名、待ち合わせ場所が書かれています。待ち合わせ場所には10GFという柱が指定されています(このメッセージに返信は不要です)。
現地到着後、空港の建物を出て右手に少し進んだところに10GFの柱があるのをすぐに発見できました。
柱の前のボードに自分の名前が書かれているのを確認し、この場所で待機しているスタッフに声を掛けると担当のドライバーを呼んでくれます。
担当ドライバーの車が来たら、スタッフが一緒に付いて行って案内してくれます。この日は10分ぐらいで車がやってきました。
ドライバーは行き先はすでに分かっているので、車に乗ったらあとは黙っていても目的地のホテルまで連れてってくれます。
現地空港に着いたら、指定された待ち合わせ場所に行くだけで、面倒なことは一切不要なのでやはり圧倒的に楽でした。利用して正解だったと思います。
KKdayの空港送迎サービスは、現地到着後にドライバーを呼ぶというシステムなのでこちらで飛行機の遅延などを気にしたりする必要はなさそうです。
まとめ
以上、今回は、ベトナム・ホーチミンのタンソンニャット空港から市内までタクシーで移動する方法について紹介でした。
空港からタクシーを利用する場合は、定額制、Grab、ネットで送迎サービスの予約という3択になると思いますが、個人的にはベトナム到着後の最初の移動だけは事前にネットで手配しておくのが安心だと思います。
私が今回予約したKKdayの送迎サービスは料金も安く何のトラブルもなく利用できたのでおすすめです。
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