東京都港区にある迎賓館赤坂離宮について紹介します。
国宝にも指定されている、日本的意匠を巧みに取り入れたネオ・バロック様式の宮殿建築です。
迎賓館赤坂離宮の見どころと感想

迎賓館赤坂離宮はどんなところ?
迎賓館赤坂離宮は、東京都港区元赤坂に建つ日本唯一の本格的なネオ・バロック様式の宮殿建築です。もともとは皇太子(のちの大正天皇)の住まいである旧東宮御所として、1899年に着工し、1909年に完成しました。設計を手がけたのは、明治期を代表する建築家・片山東熊で、西洋の宮殿建築を範としながら、日本の近代建築技術の粋が注ぎ込まれています。
建物は左右対称の構成を持ち、正面の壮麗な外観や彫刻装飾、主庭に面した噴水などが大きな特徴です。建物内部には、朝日の間や彩鸞の間などの主要室が配置され、天井画や壁面装飾、調度品に至るまで、西洋様式を基調としながら日本的な意匠や高い工芸技術が随所に取り入れられています。戦後は国の施設として使われたのち、改修を経て国賓を迎える迎賓館として再生され、現在は国宝としてその歴史的・建築的価値を今に伝えています。
迎賓館赤坂離宮へのアクセス(行き方)
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線四ツ谷駅より徒歩約7分。
見どころ・感想
こちらは噴水のある主庭側から見た本館外観です。豪華絢爛な建物でありながらそのスケール感にも驚かされます。

中央部のペディメントには菊花紋章と、その左右に西洋の甲冑の装飾が見られます。

主庭にあるこちらの噴水は1909年の創建当初から存在するもので、国宝にも指定されています。

グリフォン、カメ、シャチなどの彫刻が配されています。

こちらは前庭側から見た本館正面外観です。主庭側よりもより装飾が際立ち、華やかかつ格式ある佇まいは圧巻です。

中央部のペディメントには菊花紋章と、その左右には鎧と兜の装飾が見られます。さらにその両脇の屋根には阿吽の鎧武者像も配されています。

また、こちらの屋根には星が散りばめられた天球儀と金色の霊鳥、桐花紋が見られます。

このように、建物を見学する際は、西洋洋式の中に取り入れられた日本的な意匠を見つけるのも楽しみ方の一つだと思います。
最後に写真撮影についてですが、本館は北向きに建っているので、正面玄関を望む前庭側からは日中を通して逆光になりやすいようです。

今回の訪問時のような雲一つない晴天の場合は、遠景で撮るのけっこう厳しいですね(少し曇っているぐらいのほうがいいと思います)。逆に、噴水のある主庭側からは順光になるので概ね綺麗に撮れるようです。なお、建物内部の写真撮影については禁止になっています。
迎賓館赤坂離宮の基本情報
迎賓館赤坂離宮の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | 〒107-0051 東京都港区元赤坂2-1-1 |
| 参観料 | 1,500円(本館・庭園) |
| 公開時間 | 10:00~17:00 |
| 休館日 | 毎週水曜日、接遇等による非公開日 |
| 公式HP | https://www.geihinkan.go.jp/akasaka/ |
和風別館の参観は事前予約制(先着順)です。
おわりに
以上、迎賓館赤坂離宮についての紹介でした。
東京へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。