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映画『アクト・オブ・キリング』は異色の虐殺再現ドキュメンタリー

アクト・オブ・キリング 映画

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今回は、『アクト・オブ・キリング』(2012年)という映画について紹介します。

1960年代にインドネシアで起きた100万人規模の大虐殺について、加害者本人たちに当時の再現映画を作らせるという前代未聞の手法で迫る異色のドキュメンタリーです。


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アクト・オブ・キリングの作品情報

タイトル アクト・オブ・キリング
公開 2012年
監督 ジョシュア・オッペンハイマー
作品紹介 1960年代のインドネシアで起きた虐殺の加害者たちに当時の再現映画を作ることを持ちかけその様子を追ったドキュメンタリー映画。全世界で60以上の映画賞を受賞。

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アクト・オブ・キリングの登場人物(キャスト)

アンワル・コンゴ(Anwar Congo) 当時1,000人近い人間を殺す。
ヘルマン・コト(Herman Koto) アンワルを慕うパンチャシラ青年団のメンバー。
アディ・ズルカドリ(Adi Zulkadry) 当時アンワルと共に虐殺を行う。
イブラヒム・シニク(Ibrahim Sinik) 当時新聞社でアンワルらに殺害の指示を出す。
スルヨノ(Suryono) アンワルの隣人。当時継父を殺害される。

アクト・オブ・キリングのストーリー(あらすじ)

1960年代のインドネシアで起きた大虐殺について、当初は事件の被害者の取材をしていた監督のジョシュア・オッペンハイマーは軍の妨害などにより中断を余儀なくされた。

加害者に取材を進めてみるとと自分たちの行いを否定するどころか正当化し楽しそうに語り始めるのだった。

そこで監督は彼らに当時の虐殺の様子を映画化しないかと提案する。

気をよくした当時の殺人者たちは乗り気で再現映画の撮影を開始する…。

アクト・オブ・キリングの感想や見どころ・解説

ここからは少しネタバレになります。

映画の背景にある事件

映画で描かれている大虐殺の契機となったのが9・30事件です。

1965年の9月30日、スカルノ政権下のインドネシアでクーデーターが起きました。この事件は後に大統領となるスハルトが鎮圧し国内要所を制圧します。そして事件の黒幕を共産党と断定し共産主義者狩りを始めることとなります。事件と関係のないスカルノ信奉者や華僑が犠牲となり100万~200万人が殺害されたと言われています。

この共産主義者狩りに動員されたのが、この映画の登場人物であるプレマンというならず者やパンチャシラ青年団という名の反社会的勢力の人間たちです。虐殺に関与したこの当事者たちは訴追されるどころか英雄としてもてはやされながら現在まで生きてきました。

大虐殺の真相が明るみに出ることがなかったのには、その首謀者側のスハルトが30年以上にわたる独裁体制を築き、被害者の多くが報復を恐れて口を閉ざしていることも関係しているようです。

撮影が進むにつれて生じる変化

この映画は虐殺の加害者たちが当時の再現映画を製作する過程を追ったドキュメンタリーです。虐殺のリーダー的な役割を担っていたアンワル・コンゴ氏の姿を中心に追っています。

1960年代当時映画館の前でダフ屋をしていた彼は軍の命令で殺人に加担していきました。1,000人近く殺したという彼に反省の色はなく撮影の始まりとなった当時人を殺したという場所では、殴り殺すと血がたくさん出て大変だから針金を使って殺すようになったと楽しそうに語る始末です。映画には加害者だけでなく華僑の継父を殺害されたアンワル氏の隣人を被害者役として出演させるなど罪悪感は一切ありませんでした。

しかし、撮影が終盤になりアンワル氏自身が被害者役を演じることで徐々に変化が生じていきます。拷問を受けるシーンでは体調を悪くし、出来上がった映画を見るシーンでは涙を見せます。

そして、再び、人を殺したという撮影の始まりの場所に戻ったアンワル氏が後悔の念に苛まれ何かに憑りつかれたように嘔吐を繰り替えすラストシーンは衝撃です。映画という枠組みを超越したようなものを見せつけられました。

浮かび上がる人間の業

上記の通り、このドキュメンタリーは虐殺事件の真相に迫りながらもアンワル氏という個人に焦点を当てることで、人間の業のようなものまで描いているのが凄いところです。

主人公のアンワル氏は、映画や音楽が好きでファッションに気を遣うオシャレな不良で、今は二人の孫を可愛がるごくごく普通の人です。見ようによっては人のいいお爺さんにしか見えません。そんな人が大量殺戮に動員されていったのです。

あの時はああするしかなかったと自分を正当化していたアンワル氏が、演じることで自分のやったことの重さに気づいてしまい「悪いのは俺なのか?」と言わんばかりに涙目で訴えかける姿が印象的でした。不謹慎にも少し同情してしまいそうになります。

ある状況下に置かれたらどこの国の誰の身にも同じようなことは起こり得ることを映画は示唆しています。

おわりに

この映画の評価

以上、今回は、『アクト・オブ・キリング』という映画についての紹介でした。

インドネシアで起きたこの虐殺についてはもしかしたら旅行でバリ島などに行ったことがある人でも知らない人もいるかもしれません。

内容はショッキングですが見ておいたほうがいいドキュメンタリーだと思いました。

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