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トゥールスレン虐殺博物館の見どころ・感想※学校から収容所へ変えられたS21跡

カンボジア・プノンペンにあるトゥールスレン虐殺博物館について紹介します。

学校から収容所へ変えられたS21跡です。

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トゥールスレン虐殺博物館の見どころと感想

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

トゥールスレン虐殺博物館はどんなところ?

トゥールスレン虐殺博物館は、プノンペンにあるクメール・ルージュ政権時代の政治犯収容施設「S21」跡を保存・公開した博物館です。もともとは1960年代に建てられた学校でしたが、1975年以降、校舎は独房や尋問室へと改造され、旧政権関係者や知識人、さらにクメール・ルージュ内部で敵とみなされた人々などが収容されました。

収容者は写真撮影や詳細な記録を受けたうえで厳しい尋問や拷問を受け、多くが郊外のチュンエク(キリングフィールド)へ移送され処刑されたとされています。館内には当時の独房や鉄製ベッド、足かせ、犠牲者の顔写真などが展示され、当時の収容・尋問の実態を具体的に伝えています。現在は犠牲者を追悼するとともに、クメール・ルージュによる迫害の実態を後世に伝える重要な記憶の場所となっています。

トゥールスレン虐殺博物館へのアクセス(行き方)

テチョ国際空港から車で約55分程度。

セントラルマーケットから徒歩約20分程度。

見どころ・感想

敷地に入ると、ヤシの木や緑に囲まれた3階建ての建物が目に入ります。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

もともと学校だったこともあり、一見するとごく普通の校舎のようですが、クメール・ルージュ政権下ではS21と呼ばれる収容・尋問施設へと転用されました。

校舎の前には学校時代の面影を伝える鉄棒も残っていました。穏やかな現在の風景と、ここで起きた出来事との落差が強く印象に残ります。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

その近くには、支柱と大きなかめを組み合わせ、当時の拷問の様子を示した展示があります。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

収容者をロープで吊り上げて意識を失わせ、さらにかめの水に頭を入れて意識を戻させるという方法が用いられたと伝えられており、S21で行われていた尋問の過酷さを具体的に伝えています。

中庭には、S21で収容者に課されていた規則を紹介するパネルも設置されています。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想
  1. 質問された事にそのまま答えよ。話をそらしてはならない。
  2. 何かと口実を作って事実を隠蔽してはならない。尋問係を試す事は固く禁じる。
  3. 自分が革命を阻止するなどという思い上がった考えを持つな。
  4. 質問に対し問い返すなどして時間稼ぎをしてはならない。
  5. 自分の不道徳や革命論など語ってはならない。
  6. 電流を受けている間は一切叫ばないこと。
  7. 何もせず、静かに座って命令を待て。何も命令がなければ静かにしていろ。何か命令を受けたら、何も言わずにすぐにやれ。
  8. 自らの秘密や裏切り者を秘匿するためにベトナム系移民を騙ってはならない。
  9. これらの規則が守れなければ何度でも何度でも電線による鞭打ちを与える。
  10. これらの規則を破った場合には10回の鞭打ちか5回の電気ショックを与える。
S21 (トゥール・スレン) - Wikipedia

質問には命令された通りに答えること、事実を隠したり勝手に話したりしないことなど、収容者の行動を厳しく制限する内容が並び、違反した場合には鞭打ちや電気ショックなどの罰を受けることも記されています。こうした規則からも、収容者が常に厳しい監視と統制のもとに置かれていたことが伝わってきます。

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こうした厳しい規則のもとで収容者が拘束されていた校舎には、現在も当時の痕跡が残されています。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

廊下や建物の前面を覆うように張り巡らされた有刺鉄線は、過酷な拷問に耐えかねた収容者が脱走したり自殺したりするのを防ぐためのものです。

校舎内も収容・尋問施設へと転用され、こちらの鉄製のベッドがポツンと置かれた部屋は尋問室として使われました。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

現在も無機質なベッドや鉄格子などが残され、壁には1979年のS21発見時の状況を伝える写真も掲げられています。ほとんど何もない空間だからこそ、生々しく重苦しい雰囲気が際立っていました。

別の建物では、教室の内部に急ごしらえのレンガの壁を築き、独房が作られた様子を見ることができます。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

人ひとりがようやく入れるほどの狭い空間がいくつも並び、もともとの学校の床タイルを残したまま、その上に粗雑なレンガ壁が増設されているのが分かります。

こちらの部屋では尋問や拷問に使用された道具や当時の様子を描いた絵などが展示されています。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

見学を進めると、衣服などの遺品とともにS21に収容された子どもたちについて紹介する展示もありました。

トゥールスレン虐殺博物館 見どころ 感想

S21では政権から敵視された本人だけでなく、その家族や子どもたちまで拘束の対象となりました。独房や尋問室だけでなく、個々の犠牲者に焦点を当てた展示を見ることで、この場所で起きた出来事が一人ひとりの人生に及んだことが伝わってきます

トゥールスレン虐殺博物館の基本情報

トゥールスレン虐殺博物館の場所の地図は以下の通りです。

住所 Street 113, 3, Phnom Penh
入場料 18歳以上: 5USドル
10歳以上:18歳未満 3UAドル
10歳未満: 無料
営業時間 8:00~17:00
HP https://tuolsleng.gov.kh/

おわりに

以上、トゥールスレン虐殺博物館についての紹介でした。

プノンペンに行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。

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