カンボジア・シェムリアップにあるキリングフィールド(ワットトゥメイ)について紹介します。
虐殺の歴史を今に伝える場所です。
この記事の概要
シェムリアップのキリングフィールド(ワットトゥメイ)の見どころと感想

シェムリアップのキリングフィールド(ワットトゥメイ)はどんなところ?
シェムリアップのキリングフィールドとして知られるワットトゥメイ(ワットテポティヴォン)は、クメール・ルージュ政権下で多くの人々が拘束・処刑された場所にある仏教寺院です。1979年の政権崩壊後には周辺から多数の人骨や頭蓋骨が発見され、住民たちが集めて供養したといいます。
その後、犠牲者を追悼する場所として寺院の整備が進み、1997年に本堂が建設されました。2006年には遺族らによって慰霊塔が建立され、犠牲者の遺骨が安置されています。現在も仏教寺院の中にある慰霊施設として、シェムリアップ周辺で起きた虐殺の記憶を後世に伝えています。
シェムリアップのキリングフィールド(ワットトゥメイ)へのアクセス(行き方)
オールドマーケットからタクシーやトゥクトゥクで約10分程度。
見どころ・感想
こちらがワットトゥメイの入口です。

一見すると一般的な仏教寺院のような雰囲気ですが、その境内にはクメール・ルージュ時代の虐殺の歴史を伝える施設や遺構が残されています。

こちらの木造の建物では壁一面に、クメール・ルージュ時代を中心に、カンボジアの歴史を記録した写真が並んでいます。

鉄製の拘束具や、当時の収容や処刑の様子を描いた絵画も展示されており、当時の人々が置かれていた過酷な状況を伝えています。

境内にはかつて犠牲者の遺体が投げ込まれたという井戸が残されています。

もともとは住民が生活用水を得るために使っていた井戸でしたが、クメール・ルージュ時代には処刑された人々の遺体を遺棄する場所となりました。現地の説明板によると、1986年の調査では50~60人分の遺体が発見されたそうです。
また、井戸の近くには、多くの遺体が見つかった埋葬地跡も残されています。

出土した頭蓋骨や手足の骨の一部がそのまま残され、解説パネルには犠牲者の推定年齢や性別、骨に残された損傷の様子などが詳しく記されています。静かな寺院の風景とは対照的に、ここで起きた悲惨な歴史を今に伝えています。
シェムリアップのキリングフィールド(ワットトゥメイ)の基本情報
シェムリアップのキリングフィールド(ワットトゥメイ)の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | 9VJ5+XRP, Krong Siem Reap |
| 入場料 | 3USドル(※12歳未満は無料) |
| 営業時間 | 7:00~18:00 |
おわりに
以上、シェムリアップのキリングフィールド(ワットトゥメイ)についての紹介でした。
シェムリアップに行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
合わせて読みたい-
-
プノンペンのキリングフィールド(チュンエク大量虐殺センター)の見どころ・感想※S21の先にあった処刑場
カンボジア・プノンペンにあるキリングフィールド(チュンエク大量虐殺センター)について紹介します。 S21の先にあった処刑場です。