大阪市にある大阪城天守台石垣の爆撃被害跡について紹介します。
戦争の爪痕が今も残る石垣です。
この記事の概要
大阪城天守台石垣の爆撃被害跡の見どころと感想

大阪城天守台石垣の爆撃被害跡はどんなところ?
大阪城の天守台石垣には、太平洋戦争末期の空襲による爆撃被害の跡が今もはっきりと残されています。1945年8月14日、終戦の前日に行われた空襲では、大阪城周辺に集中していた軍需施設が標的となり、1トン爆弾が天守閣の北数メートルの地点に落とされました。
この衝撃により、天守台の北側から東側にかけての石垣がわずかにずれ、その痕跡は現在も確認することができます。昭和初期に鉄筋コンクリートで再建された天守閣は、天守台に直接荷重がかからない構造だったため大きな被害を免れましたが、石垣のひずみは戦争の爪痕として、今もその歴史を語り継いでいます。
1964年(昭和39年)には、石垣の変形がこれ以上進行しないよう補修工事も行われました。
大阪城天守台石垣の爆撃被害跡へのアクセス(行き方)
Osaka Metro中央線・長堀鶴見緑地線・JR大阪環状線森ノ宮駅3-B出口より徒歩約18分。
Osaka Metro谷町線・中央線谷町四丁目駅9番出口より徒歩約17分。
Osaka Metro谷町線・京阪天満橋駅3番出口より徒歩約20分。
Osaka Metro長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅1番出口より徒歩約18分。
JR大阪環状大阪城公園駅2番出口より徒歩約19分。
JR東西線大阪城北詰駅1番出口より徒歩約22分。
見どころ・感想
間近でよく見ると確かに石垣がズレているのが分かります。石垣全体が微妙に歪んでいるようにも見えます。

こちらはピース大阪に展示されていた1トン爆弾の模型です。石垣をずらすほどの衝撃をもたらした爆弾の、その圧倒的な破壊力を実感することができます。

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同様に、山里丸石垣にも機銃掃射痕が残っています。

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大阪城天守台石垣の爆撃被害跡の基本情報
大阪城天守台石垣の爆撃被害跡げ門の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城1-1 |
おわりに
以上、大阪城天守台石垣の爆撃被害跡についての紹介でした。
大阪へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。